ブコウスキー詩集・ブローティガン詩集 ― 2012/04/29 15:22
中上哲夫さん翻訳のブコウスキー詩集『指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け』を読みました。
1920年ドイツで生まれ、3歳でアメリカに渡り、ロサンゼルスやニューヨークで貧困の中、ビート詩人として活躍した作家です。彼の人生を記すように、激しく言葉が刻まれていきます。麻薬と酒に溺れた日々。リアルなストーレートな表現。
難解な比喩はなく、私小説を読むように、言葉に導かれます。言葉とともに生きることを駆け抜けた、痛々しいまでの疾走感。
「タフな相棒」という詩は、孤独な作者と幻覚の中で生じる言葉が、リアルな同居人のように同じ部屋で生活していて、言葉は精気を吸い取る生きもののようで。不思議なちょっと不気味な詩編でした。
中上哲夫さん翻訳のブローティガン詩集『突然訪れた天使の日』も読みました。1935年生まれ。アメリカのビートニックを代表する詩人です。社会から落ちこぼれた世界を描きながらストレートな表現をしたブコウスキーとは違い、斬新な発想。言葉の結びつきの奇抜さ、おもしろさ。俳諧に近いウイット。どこか突き抜けたところがあり、いっきにおもしろく読めました。言葉の造形が美しく、読んでいると目の前に深淵で開放的な映像が広がっていきます。
恥ずかしながらビート詩人の作品を初めて読みました。ブローティガンの「モンタナ財産目録」引用しておきます。
「モンタナ財産目録」
時速85マイルで走る車のフロントガラスに
サフランの花びらのようにたたきつけられた虫一匹
とスピードでなめされたその虫の上にひろがる青空にうかんだ
白い雲一片。
1920年ドイツで生まれ、3歳でアメリカに渡り、ロサンゼルスやニューヨークで貧困の中、ビート詩人として活躍した作家です。彼の人生を記すように、激しく言葉が刻まれていきます。麻薬と酒に溺れた日々。リアルなストーレートな表現。
難解な比喩はなく、私小説を読むように、言葉に導かれます。言葉とともに生きることを駆け抜けた、痛々しいまでの疾走感。
「タフな相棒」という詩は、孤独な作者と幻覚の中で生じる言葉が、リアルな同居人のように同じ部屋で生活していて、言葉は精気を吸い取る生きもののようで。不思議なちょっと不気味な詩編でした。
中上哲夫さん翻訳のブローティガン詩集『突然訪れた天使の日』も読みました。1935年生まれ。アメリカのビートニックを代表する詩人です。社会から落ちこぼれた世界を描きながらストレートな表現をしたブコウスキーとは違い、斬新な発想。言葉の結びつきの奇抜さ、おもしろさ。俳諧に近いウイット。どこか突き抜けたところがあり、いっきにおもしろく読めました。言葉の造形が美しく、読んでいると目の前に深淵で開放的な映像が広がっていきます。
恥ずかしながらビート詩人の作品を初めて読みました。ブローティガンの「モンタナ財産目録」引用しておきます。
「モンタナ財産目録」
時速85マイルで走る車のフロントガラスに
サフランの花びらのようにたたきつけられた虫一匹
とスピードでなめされたその虫の上にひろがる青空にうかんだ
白い雲一片。
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